私は基本的にデスクワークなのですが、一時期、転職活動中の繋ぎとしてしばらく肉体労働をしたことがありました。
また、借金の返済もあったので、副業もしていたのですが、これもまた肉体労働でした。
最初は筋肉痛がかなり酷かったのですが、徐々に体に筋肉が付いてきたら、自然と治っていきました。
これよりも予想外に大変だったのは食費がかなり増えてしまったことです。
デスクワークの時の3倍の食費がかかってしまいました。
確かに食べる量も3倍くらいになり、いくら食べてもお腹が満たされない状態でした。
副業から帰ってくると真夜中ですが、夜食にチョコレート1枚やお菓子、出来合いの食事などを食べても、全く太ることはありませんでした。
もし食べる量が以前と同じだったら、どんどん痩せていってしまったと思います。
とにかく食べないと体が動かないという状態と、仕事以外の時はできるだけ体を休めたいという気持ちが強くありました。
その為、最初は食事も節約していましたが、徐々に食事を作る時間も休みたくなり、出来合いのものが中心になっていきました。
それでも昼食のお弁当だけは作って毎日職場に持って行きました。
副業では月に2万円ほどの収入がありましたが、それが全て食費に消えていきました。
結局、何のために副業をやっているのかわからない状態になりました。
肉体労働といっても給料が良いわけでもありません。
私は派遣社員でしたが、事務系の方が時給も高かったので、時給が下がって食費が増えるようでは赤字になってしまうと思いました。
今でも本業が上手くいかなくなると、つい自分の仕事に妥協して、肉体労働を行ったほうが手っ取り早く収入になるのではないかと思ってしまいます。
しかし、それは目先の欲だけに捉われていることなのかもしれません。
長い目で見れば、おそらく肉体労働をやればやるほど食費が増え、どんどん赤字になっていくような気がします。
今はかなり食費が低いですが、これを維持できるのもデスクワークだからだと思います。
健康のために体を動かしていますが、この程度では底なし沼のような胃袋状態にはなりません。
家族で大食漢の人がいると、食費がかかってかなり大変です。
食べることは大事ですが、それが不本意で無駄に食べているようであれば、仕事や生活自体を改めたほうが良いのかもしれません。
節約のために副業を行うとしても、食費のことまでは考えないかもしれません。
しかし、私はこのことがきっかけで、安易に肉体労働でお金を稼ごうとは思わなくなりました。
毎日大量に食べてもお腹が満たされないような生活は、やはり不自然だと思いますし、食費の無駄使いになると思います。